人材育成・組織開発

私は、組織開発は「畑を耕すようなもの」というイメージを持っています。
畑の場合、似たような野菜を連作したり、効率を重視しすぎて化学肥料ばかり使ったりしていると、病気が蔓延して収穫量が落ちたり土壌がやせておいしい野菜ができなくなったりします。
会社組織も似ています。同じ仕事ばかり続いていたり、業務の効率を過度に追い求めたりすると、セクショナリズムが蔓延して機能しなくなったり、硬直化して柔軟な対応ができなくなったりします。

組織開発とは

組織開発は、組織の改善と発展を促進するための戦略的な取り組みです。組織内の効率性、生産性、そして組織の将来の成功に必要な変化を推進することに焦点を当てています。

組織開発は以下のようなときに必要となります。

1. 組織の生産性を改善する
   • 組織の目的や戦略に基づいて、プロセス、プロシージャ、システム、そして人材を最適化します。このような最適化は、生産性の向上に直結し、組織の業績を改善するための不可欠な要素です。
2. 組織の継続的な変化に対応する
   • 現代のビジネス環境は、常に変化しています。競争力を維持するためには、組織は継続的な変化に対応する必要があります。また、組織の変化に対応するために必要な改善を実施することができます。
3. 従業員の能力開発とエンゲージメント向上
   • 従業員のスキルと知識を向上させるための訓練や教育プログラムを提供し、従業員のモチベーションを向上させるための取り組みを行います。これらの取り組みは、従業員がより生産的で満足度の高い仕事をすることを可能にし、組織全体の業績を向上させます。
4. 組織の文化とブランディング
   • 組織の文化を改善することで、従業員がより良い環境で働くことができます。また、組織のビジョン、ミッション、そして価値観を明確にし、従業員がそれらに共感しやすい環境を作り出します。さらに、組織のブランディングにも役立ちます。組織のブランドイメージは、従業員や顧客、そして社会全体に影響を与えます。
5. 組織の問題解決と意思決定
   • 組織内で発生する問題は、しばしば複雑であり、解決に時間がかかることがあります。組織開発は、問題解決に向けた戦略を策定し、問題の解決に取り組むことができます。また、意思決定に必要な情報を収集し、分析することで、組織の意思決定能力を向上させることができます。

組織開発で期待できる効果

以上のように、組織開発は、組織の生産性向上、継続的な変化への対応、従業員の能力開発とエンゲージメント向上、文化とブランディングの改善、そして問題解決と意思決定のサポートなど、組織にとって重要な役割を果たします。組織開発を実施することで、組織はより効果的かつ効率的に運営され、将来の成功に向けて強化されます。

組織開発の方法は様々なものが知られていますが、弊社では従業員や組織の能力開発（知るって大切）とコミュニケーションの改善（ファシリテーション、交渉、論理と感情のバランス）を軸にご支援しています。